室内のイメージを大きく左右するのが壁紙のデザインです。
また、住まう方にとっても、クロスの色やデザイン一つで居心地が大きく変わってきます。
好みのものを選べば良いとお考えの方も多いかと思いますが、たくさんの色やデザインの中から選ぶのは大変な作業です。
ここでは、壁紙リフォームの際に失敗しないためのポイントについてご紹介します。
1.基本の色を設定する
室内の中で最も広い面積をとるアイテムがクロスです。
そのため、ただただ奇抜な色やデザインを利用することはオススメできません。
部屋の中にある家具やテレビなどとのバランスを見ることが重要で、まずは基本の色から決めていきましょう。
寒色系か暖色系か
まずは色の選び方として、暖色系か寒色系という観点から選んでみると良いでしょう。
暖色系は温かみがあり、部屋が明るいイメージになるのに対して、寒色系は室内に爽やかさを演出してくれます。
また、ライトの色によってクロスの色合いが大きく変わることがあるため、注意が必要です。
統一感を出して部屋を広く見せる
壁紙を選ぶ際、家具などの色合いと統一感を持たせることで、部屋が広く見える効果があります。
特に重要なのが、カーテンとクロスのマッチングです。
また、部屋全体を同じトーンに整えることで、視覚から生じるストレスを軽減させることができます。
2.部屋に合わせてデザイン・機能性を変える
壁紙を選ぶ際のポイントとして、まずは部屋の用途を考えましょう。
家全体を同じ色で揃えるのは悪くありませんが、部屋によって用途が異なるように、壁紙も変えていく方が自然ではないでしょうか?
例えば、普段から利用されやすいリビングの場合、飽きのこないシンプルなデザインに。
子供部屋やペットが生活する部屋では、傷や汚れを防止したり、脱臭機能のある壁紙を。
ダイニングには食欲を増進させる暖色系の壁紙がオススメです。
部屋ごとに個性を持たせるために、“アクセントクロス”という方法もあります。
アクセントクロスとは、壁の一部分だけを違う色やデザインのクロスにすることで、アクセントをつけることです。
こうした手法を取り入れて、ご自身の望む空間になるような壁紙リフォームを目指してみてはいかがでしょうか。
壁紙の選択一つで本当に住まいの印象が変わります。
今回紹介したポイントを参考に、より愛着のある住まいにするためにも、クロスを上手に利用しましょう。